小堀馨子のブログ

古代ローマ宗教研究者でロンドン大学にて博士論文執筆中の小堀馨子のブログです。
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この度突然ですが、本帰国することにいたしました。 (4月1日)
おてんき

よんどころない事情により、博士論文作成を断念し、四月末日に本帰国いたします。
詳しい事情をお知りになりたい方は、 続きを読む をクリックして下さい。


 
やはり、どうしても自分は宗教史学で培ってきた観点を、うまく歴史学と融合させることができず、古代ローマの宗教を、今の状況で博士論文として叙述することに難しさを覚えております。また、ラテン語やフランス語、ドイツ語の読みの遅さ、及び自分の体調を考えますと、この先何年博論完成までにかかるのか皆目わからなくなって参りました。

そこで、一旦、全てをご破算にして、研究者生活自体を続けるかどうかからも考え直す意味で、この四月末日をもちまして、日本に本帰国することにいたしました。

今まで、色々と、ご指導&お励まし下さった皆様、どうもありがとうございました。


お世話になった方々への特別メッセージがございますので、
下記をクリック&ドラッグして反転させてお読み頂ければ幸いです。

         ↓

というのは全て poisson d'avril (エイプリル・フール)でございます。

本気になさってしまった方、申し訳ございませんでした。




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コメント
でした。すっかりだまされましたよ〜。真顔で読んじゃいました。

でも体調のことは最優先課題ですから、どうぞご自愛してください。これからも目標達成!に向けがんばって下さいね。

ごとう ひでたか 拝
| ごとう ひでたか | 2007/04/01 4:26 PM |
★ごとう ひでたかさん

コメント&お励まし、ありがとうございます♪
ジョークとはいえ、どうも失礼いたしました。

体調と精神とは表裏一体ということも最近感じています。
だから、やはり論文完成が使命であると心得て、余所見をして
体力を消耗することのないように、努めて歩んでゆきたいと思っています。
 
| 馨子 | 2007/04/02 12:47 AM |
私の友達も5年程外国に居てそろそろ卒業だと言つて居たのに、突然日本に帰ると云ひ出しました。
どうやら、留学生同士の反目と云ふか、始めのうちは皆親切で和気藹々なのに、年数が経つうちに段々互ひに無関心を装ふやうになり、もう諦めて帰ると言つて死んだフリをしなくてはどうにもならないやうな心理状態になるものらしい。

気の利いた者ならエラスムス奨学制度などを使つて一年間ほど外国の大学に移り気分転換をしたり、精神療法を受けたり、休学するさうですが、そんなことも思ひつかない(真面目な)連中が殆どらしい。

韓国や中国の留学生たちは、仲間同士で助け合ふやうだけど、日本人同士では、長く居ればゐる程無言のうちに排斥されて行くやうな気がする、言つて居ました。

もつとも助け合ひと言つてもうまい手は中々ありさうもありませんし、友達も少し何処かに姿を隠してたらまた出て来るのかもしれませんね。
| あがるま | 2007/04/02 8:39 PM |
★あがるまさん

ははは、お騒がせして済みません。
実はこれ、エイプリルフール記事なんです。
クリックして反転して頂くとわかると思いますが。

私の場合、ちゃっかり休学はしましたし、現地の英国教会とも日本人教会とも繋がりを持っていて、友人も多く、精神的には恵まれているんですよね。ビザの問題さえなければ、またアカデミック就職が出来ないということさえ諦めがつけば、ほんとずっとここにいたい位です。

これは実はミクシィというSNSと連動したエイプリル・フール企画であって、論文にこそ苦しんでいるけれども、そんなにイギリス生活をエンジョイしている私を知っている人だからこそ、ビックリのエイプリルフールのネタになったわけです。

ただ、私も自分が余りに色々な方と結ばれていて支えられているので、あがるまさんのように、このブログしか読んでおられず、私が誰からも省みられなくなってこんなネタでもぶち上げて楽しもうとしている、という風に解釈なさる方がいるとは気づきませんでした。

でも、そういう視点もありうるのだということを教えて下さってありがとうございます。

私も、ジョーク道を磨いて、来年からはもう少しひねりの効いたものが出せるように、心がけます。辛口の御批判は、本当に助かります (^^)
 
| 馨子 | 2007/04/02 8:58 PM |
そうそう、補足ですが、あがるまさんがおっしゃっていた

> 韓国や中国の留学生たちは、仲間同士で助け合ふやうだけど、日本人同士では、長く居ればゐる程無言のうちに排斥されて行くやうな気がする

というのは、自分の周りでは七年間いてそれを感じませんでした。
それをおっしゃっていた先達の友人がいたので、それはおっしゃる通りあるのだとは思うのですが、自分はまだ身に染みて体験していないので、何かピンと来ませんでした。

自分が博士課程という論文を書くという点においては、誰も決してかぶるテーマがないという意味で、他の人と同様に孤独な作業に追い込まれ、また研究会に行けば、他国の人を助けるのと同様に日本人も助け合っていたので、日本人だからどうというのは感じませんでした。これが理系などだと事情は違うのかもしれませんが。

ただ、今まで助け合っていた人でも、相手が帰国してしまって、日本で新たな生活が始まってしまえば、それを飛び越えて在英時代と同様のレベルで深く付き合い、助け合うことは、物理的に難しいかな、とは感じました。でも、それは言ってみればないものねだりなので、それを寂しいと感じたこともなかったというのが実情です・・・
 
| 馨子 | 2007/04/02 9:08 PM |
いくら鈍感だと言つてもそれは知つて居ました。
でも冗談であり何であり何等かの形で現実を極端にして、不安を表明しなくてはならない必然もあるやうです。
『マイナスの自己充足的予言』だと言つて居ましたが、そんなメールを時々送つて来るので、こちらは本当に心配してしまひました。
エープリルフールも同じやうな社会的効用があるのかも知れません。
留学して来る韓国人は殆ど神学関係なので、さう云ふ意味での助け合ひなのかもしれません。
| あがるま | 2007/04/03 9:02 AM |
★あがるまさん
確かに、「マイナスの自己充足的予言」というご指摘はどっきりです。

「マイナスの自己充足的予言」って「こうなって欲しく“ない”という現実を思い描くことによって、本当はそれが実現するはずもなかったのに、結果として実現してしまう」という意味でお使いになっているんですよね。(一般的にはマートンの法則とかで、オイルショックの時に実際には経済上は「物不足」でなかったのに「物不足」だという言説が流布して皆が買い溜めに走った結果、本当に物不足の事態が生じてしまった、というのが典型的な例だと言われている、あれですよね。)

あがるまさんの言葉を受けて、自己分析してみたら、やっぱりどこかに、この博士論文に従事している事態から周りも納得する形で抜け出したい、という意識下の願望があったように思います。自分から止めるという訳には行かずとも、何かそういう事情が降ってくれば、周りへの言い訳になるかも、という無意識下での思いがあったのが、あがるまさんのお言葉がヒントになって、顕在化されてきました。これは危険ですね!!

確かに私のような未婚女性の立場だったら、同じ人をびっくりさせるにも、「結婚しました」「子供が出来ました」ネタだってありえたわけだし、研究者ブログという立場からしても、同じエイプリルフールでも「博論が完成しました」「イギリスの大学に就職が決まりました」という大法螺ではあるが、プラスのネタであったってよかったわけですよね。それをたとえ冗談にせよ、「突然本帰国」というどちらかと言えば後ろ向きなネタを選んでしまった私の心に問題があるのかもしれません。

そのことを、見事なご示唆によって教えて下さり、ありがとうございました。

そういう心の隙を作らないように、気をつけます。

自分では、現時点では、イギリスであろうと、日本であろうと、第三国であろうと、自分が自立して自分を養っていける場所であればよい、「在所に主となれ」の心境でいるつもりだったのですが、それが頭でっかちだった部分があることに気づきました。そうならないよう、心を引き締めて頑張ります。

ありがとうございました!!
 
| 馨子 | 2007/04/03 10:38 AM |
何と言つても言葉の問題だと思ひます。
外国の学生の授業中の発言を聞いてゐると、意味は理解されなくとも、エレガントな言ひ回しであることは十分分ります。
やがて彼らは古典語も西欧語にも遥かに堪能で、肝心のその国の言葉もよく理解出来ない(日本の)留学生を絶望に落し入れるやうです。西欧語だけでなく日本語科の学生は日本語もすぐにマスターしてしまひます。勿論個人個人能力にも違ひがあるのでせうが、色々な学生が一緒になつて何か集合名詞のやうになつてしまひ、日本語でもアラビア語でも何でも良く出来るやうに錯覚します。
やつと学位を取つてもとても彼らと太刀打ち出来るとは到底思へないでせう。

例の友達が(正しいかどうか知らないのですが)夏目漱石の話をよくしてゐました。漱石がロンドンでノイローゼになつたのは、他我の文学の概念が違ふので悩んだのではなく、端的に話されてゐる英語が分らなかつたのだらう、と云ふのです。
小さい時から英語で教育を受けた漱石でもさうだとすれば、普通の日本人は十年ゐても英語が分らないだらう。留学生が皆それについて緘黙してゐるのは、当り前すぎて今更云ふのも面倒だし、世間の誤解に任してゐるのだと云ふのです。
日常生活はどうかと云へば、そんなものは身振りや振舞ひで分るし、本当に言葉が通じてゐるからかどうかは怪しいと飽くまで否定的です。(考へて見れば日本での日本語の使用も符牒のやうなものですが)
小堀さんのお友達のTさんもブロッグでそんなことを書いてゐたやうです。
| あがるま | 2007/04/03 10:39 AM |
スポーツ選手にはイメージ・トレーニングと云ふのがあり、理想の状態を心に持つと云ふ方法もあるやうですが、実際にマイナスのイメージを抱かないとうまく行かないと云ふ人もあるのかと思つてゐたら、
栃折久美子の森有正の思ひ出を書いた文章の中に、彼がそれで、『癌にならない一番の方法は、自分が癌になると思ひ込むことで、それは簡単なやうだが、癌にならないためにさう思ひ込まなくてはならないと云ふ意識が常に付き纏ふため、それを上手く乗り越えるのが大変』ださうです。

でも(プラスのイメージにせよマイナスのイメージにせよ)心理の操作で現実を超越することが本当に出来るのでせうか?
| あがるま | 2007/04/22 7:36 PM |
★あがるまさん
四月中は忙しくてこちらの方もすっかりご無沙汰してしまい、お返事が遅れて済みませんでした。

Tさんって、ちょっとどなたかわかりませんが、リンクにあるARCADISSIMAの管理人の方でしょうか?

あと二番目の問いにあるのは、巷で言われている「イメージング」ということですよね。私には、自分がしっかりと検証していないので、出来るとも出来ないとも断言しかねます。ただ、広く言われているところを見ると、全く効果のないものではないのかもしれませんね。やはり、そこはあがるまさんご自身がご自分で身をもって実験してみて、検証なさるのがよいと思います。私自身は今、それをゆっくり検証している暇がないので、暇ができた時にやる気になっていたら考えるかもしれませんが (^^;)
 
| 馨子 | 2007/05/01 6:24 AM |
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